無添加は無添加ではない!?騙されないよう気を付けよう!
こんにちは。
美容を化学したいツナマヨです。
今回は無添加について書きました!
多くの商品で謳われている”無添加”ですが、無添加ならば本当に安全なのでしょうか?無添加って何を添加していないのでしょうか?
”無添加”と書いてあるととてもいい感じがしますが、実はこれには自分の体に害を及ぼす危険が潜んでいるかもしれません!
そんな危険について書いていきます!
無添加とは?
化粧品において無添加というのは、
旧表示指定成分が1つも含まれていない。
ということ。
この旧表示指定成分というのは薬事法で定められていて、皮膚に接触したときにアレルギーを起こす可能性がある102種の成分のことです。
しかしながら、この旧表示指定成分に含まれていない物質にも肌に対して刺激が強いものがあります。
また、添加剤といわれるものは合成成分(化学的に別の物質を原材料として合成した物質)がほとんどだと思われますが、合成成分だからと言って肌に悪いわけではありません。
実際にある無添加に潜む危険
例えば、「パラベン(防腐剤)フリー」を謳い文句にしている商品がありますが、パラベンはそんなに悪者なのでしょうか?
実は化粧品基準で定められた防腐剤成分の中では、比較的刺激が低くて安全なのになぜか悪者扱いなのです。
防腐剤→添加物
添加物→体に良くない
みたいな思考回路が消費者に植え付けられてしまったからだと思います。
しかし、「パラベン(防腐剤)フリー」と書いてある商品でももちろん腐ってはいけないので、パラベンが含まれていなくても他の防腐性をもつ物質が含まれています。それがパラベンより刺激が強かったりするそうです。
ちょっと悪徳チックですよね!
無添加の怖い話(おまけ)
これは化粧品の話ではなく、洗剤についての話なのですが、無添加について怖いお話を小耳にはさんだことがあります。
企業Aがある洗剤メーカーBに「自社で独自の洗剤を販売したいが、技術がないので洗剤の素(おもに界面活性剤+香料+その他添加物)をこちらに流してくれ」と依頼しました。
その依頼を受けた洗剤メーカーは洗剤の素を企業Aに売りました。
企業Aは購入した洗剤の素そのままを独自のラベルのついたボトルに詰め替え、”無添加洗剤”と売り込んだそうです。
確かに企業Aは洗剤に何も添加していないけれど、、
その前にメーカーでいわゆる添加剤がてんこ盛りです。
まとめ
以上からわかるように無添加というのは、売る側の勝手で決められているのです。
つまり無添加=体にいいものしかはいっていなくて、悪い成分が一切入っていない。というわけではないのです。
消費者として騙されないよう、無添加という言葉には気を付けましょう!
参考資料
かずのすけ、オトナ女子のための美肌図鑑、株式会社ワニブックス、p12-17 (2017)